今回はメンエスの店長さんとオーナーさんに向けて、セラピストさんにパワハラ認定されない接し方についてお話します。もちろん、一般のお客さんもぜひ熟読なさってください。セラピストさん、すなわち女子の心がどのようになっているのかについて、ご理解いただけるものと思います。
さっそく見ていきましょう。
女子は「自然」
女子の性格を「自然」と評している人がいます。例えば、デンマークの哲学者であるキルケゴールは、その主著『死に至る病』において、女子は自然だといっています。フランスの精神分析医であるジャック・ラカンも自然と評しています。
では、その自然とはいったい何でしょうか?
原因と理由が釣り合わない世界のこと
自然とは因果関係が通用しない世界のことです。そう!女子は因果関係が通用しない世界を心の中に持っているのです。
因果関係というのはとても簡単で、例えば、ムラムラするから風俗店に行く、というようなことです。ムラムラするのが原因で、その結果として風俗店に行くという考えが生まれた、あるいは実際に行ったということです。
それに対し女子は、例えば、ムラムラするから自分のことが嫌いになった、といいます。これはあるていど心に関する勉強していればなんとなく理解できる言い方ではありますが、たいていの人には理解不能でしょう。なぜなら、ムラムラする、すなわちやりたいという気持ちと、自分のことが嫌いになるという気持ちとは、ふつう、どのような接続詞を使っても結びつかないからです。
つまり、女子は自然だというのは、思いもよらない2つの出来事が女子の中では違和感なく同居しており、そのことを男が見たら全く理解できないということです。だから、いつなんどき、何が起こるかわからない自然(ネイチャー)になぞらえて、先人たちは「女子は自然だ」と言ったのです。
チ●コ管理という方法
そのような女子に働いていただいて売上を上げなくてはいけない男性たちは大変です。メンズエステだけでなく、風俗店でもキャバクラでもスナックでも同じでしょう。例えば、予約が入っているのに出勤をドタキャンするというのも、男からすれば理解不能でしょう。
そういう女子に対する対策として、風俗の世界では「チ●コ管理」します。つまり、店長なりオーナーなりが、ある特定の女子をえこひいきすることによって色恋にはめ込むのです。店長を好きになってしまった女性は、店長やオーナーに体を許します。すると、その女性にとって、店長やオーナーは教祖様になります。なんでも言うことを聞きくようになります。これが女性の持つ「狂気=自然」です。私の生活のすべて、いや人生のすべてを、この人は守ってくれていると、自然である女子は感じるのです。
そのことを熟知している店長やオーナーは、その女子にますます無理難題をふっかけます。1日に4人も5人も予約を入れて彼女を時間的に拘束します。お店は儲かります。彼女も儲かります。彼女はさらに嬉しがって、店長やオーナーに体を許します。しかも彼女は毎日予約でいっぱいで疲れているので正常な嗜好ができません。なのでますます働きます。店も女子も儲かります。好循環が続きます。
しかし、色恋は長続きしません。やがて終わりを迎えます。終わった途端、その女子はネットにその店の悪口を大量に書き込みます。これも女子が持っている「狂気=自然」です。
パワハラ認定されない接し方3つ
以上のことから、パワハラ認定されない接し方は次の3つです。
(1)褒めて褒めて褒めまくる
女子が自然だというのは、女子はなにを考えているのかわからないということを意味します。なにを考えているのかわからないのですから、とりあえず褒めることです。
「今日の髪型いいね。あ、ごめん、今日『も』素敵な髪型だね」とか。「君はよく頑張ってるよ」とか、なんでもいいので(本当になんでもいいので)、とにかく褒めることです。
(2)少し高めの目標を共有する
その女子が月に10万稼ぎたいのであれば、「きみなら10万と言わず30万稼げるから一緒に頑張ろう」と言うのです。ポイントは「きみならできる」という言葉と「一緒に頑張ろう」という言葉です。
「きみならできる」は、自分の可能性を認めてくれていること、すなわち自分もまだ知らない可能性を開花させてくれるかもしれないという期待感を彼女に与えます。
「一緒に頑張ろう」は、1人で心細く入店してくる女子に対する最高のケア用語です。
(3)理解不能でも怒らない
女子は自然ですから、因果関係の外にいます。他方、男たちは因果関係の中で暮らしています。だから原因と結果が釣り合わないことに関しては理解できません。
理解できないものに対して、男たちはしばしば怒ります。これが売上に関することであれば怒る可能性はうんと高くなりますよね。
しかし、そこで怒ってしまえばパワハラ認定されてしまいます。
セラピストさんたちの言動が理解不能であっても怒らない。スルーする。そんなふるまいが肝要です。
もっとも、理解できないふるまいを彼女たちがしたところで、お店がつぶれるほどの損害を与えられるわけではないのですから、放っておけばいいのです。「女子って男にとって理解不能なことするなあ」と観察しながら、放っておけばいいのです。
このへんの腹のくくり方が、セラピストさんが元気に働いているお店と、やる気なさそうに働いているお店のちがいです。
週刊エステでは、全国のメンズエステ店の情報をお届けしています。
どこと比べても最安値の【週刊エステ限定割引クーポン】や、他サイトには無い【SEXYな施術動画】など豊富な情報を掲載しております。
メンズエステをお探しの際は、ぜひともご活用ください!
恋愛コラムニスト・作家・心理哲学者
30年かけてメンエスセラピスト、
キャバ嬢など3万人の女子を取材した。
Yahoo!、マイナビ、小学館「Menjoy!」
などでヒット記事を連発させた。
著書に性欲と自己肯定感の関係にまで言及した
哲学入門書
『自分を愛する方法』
『希望を生みだす方法』(玄文社)など。
TwitterX @hitomi_sho