今回はメンズエステ店を開業したいと思っている男性に向けて、メンエスのオーナーや店長に求められる4つのスキルについてお話したいと思います。これは即座に、メンエスにおいてモテるお客さんの性質と直結しますので、お気に入りのセラピストさんにモテたいと思っている男性もぜひ、お読みになってください。
それではさっそく見ていきましょう。
1：女子の下僕になる
言葉が少々きついですが、女子の下僕になることがまず求められます。
例えば、セラピストさんが「ちょっとお茶飲みたい」と言えば「はい、わかりました」と言ってダッシュでコンビニにお茶を買いに行くのです。
下僕的態度、もう少しマシな言い方をするなら献身的に尽くす態度が、メンエスのオーナーや店長に求められます。
なぜなら、メンズエステ店とは、女性が働いてくださってはじめて売上が立つからです。
商売はお金を工面して、物件の賃貸契約をし、お店という箱を作り……というぐあいに、女性たちが働くお膳立てをするのが大変ですから、どうしてもそれをする人の方が偉いと思いがちかもしれません。しかし、メンエス店においては、オーナーや店長は、女性の下僕に徹するべきなのです。
ちなみに、このことは、キャバクラでも同じです。キャバクラに行って優秀なボーイさんや店長さんが女性に対してどのような振る舞いをしているのか、よく観察してみることをお勧めします。
2：女性の話を絶対に否定しない
よく言われるように、女性は何か解決法が欲しいから相談してくるのではありません。「私の話を聞いてほしい」から相談してくるのです。
それに対して、「優秀な男性」は、頭をフル回転させて、彼女たちが思いもつかない予想外の回答を出して、斜め上から驚かせたい。立派なことを言う男だと思われたい……と思っています。
それがすべての過ちの出発点なのです。
毎日狭い店内で一緒に働いていれば、女性はいろんなことを言ってきます。その時に「うんうん」と相槌を打ちながら話を聞くことだけに徹することができること。
このことが、メンズエステ店のオーナーや店長に求められる必須のスキルなのです。
3：セラピストさんをエコヒイキしない
ある特定のセラピストさんをエコヒイキすると、漫画のように、ほかの女性全員が辞めていきます。このことはしっかり肝に銘じておいていただきたいと思います。
オーナーや店長さんは、どうしてもお客さんに好かれ、売上をしっかりつくってくれるセラピストさんに好意を寄せてしまうものです。その彼女が自分の言うことを素直に聞く人であればなおさら、好意を抱いてしまい、「彼女は僕に恋してる」と勘違いしはじめます。
ある特定のセラピストさんをエコヒイキする気持ちというのは大抵の場合、そういうところから生じます。
しかし、それをするとお店が崩壊します。
女子というのは、常に「私が一番」と思っている生き物です。それがいいとか悪いとかではなく、実際にそのように思っているのです。
そういう女子に対して、A子ちゃんだけを特別扱いしたとなれば、B子ちゃんやC子ちゃん、D子ちゃんがいい気持ちになるはずがありません。「こんなお店辞めてやる」「メンエスなんて他にもいっぱいあるし」「もっとバック率のいいお店だっていっぱいあるし」などと、普段から思っている不満が爆発して、セラピストさんたちが消えていくのです。
当然、エコヒイキしているA子ちゃんも、やがて辞めていきます。
そもそも、エコヒイキされるほど「できる」セラピストさんというのは、じつは「すべて」がわかっているからです。オーナーや店長よりもすべてがわかっているのです。エコヒイキするオーナーや店長さんは、お釈迦様の手のひらの上で転がされているだけの存在なのです。
4：へんなお客さん対策をしっかりする
へんなお客さんが来たときどうするのか？
オーナーや店長であるあなたが表に立つしかありません。
その時、大事なことは、「原理原則をへんなお客さんに対してはっきりと言うことができるかできないか」です。
毎月たくさんのお金を落としてくださっている常連さんだから、セラピストさんのおっぱいを洋服の上から揉んだくらい、まあいいだろう」という気持ちは「なし」です。
「メンズエステ店は風俗店ではないのですから、セラピストさんのおっぱいを触っていけません。あなたは今後出入り禁止にします」と、はっきり言えるかどうかです。
実際に出入り禁止にしようとしまいと、それはどうでもいいことです。話のポイントは「原理原則をはっきりと堂々とお客様に伝えるオーナーや店長の姿」を、セラピストさんが見ているという点です。そういう姿をセラピストさんが見ることによって、セラピストさんのお店に対する信用度が上がるのです。反対に、言えないと、信用がダダ下がりになります。
「ダメなものはダメ」とはっきり言えるオーナーや店長さんに対してこそ、セラピストさんは「素敵！この人についていこう」と思います。 その結果、売上がどんどん上がっていくのです。
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恋愛コラムニスト・作家・心理哲学者
30年かけてメンエスセラピスト、
キャバ嬢など3万人の女子を取材した。
Yahoo！、マイナビ、小学館「Menjoy！」
などでヒット記事を連発させた。
著書に性欲と自己肯定感の関係にまで言及した
哲学入門書
『自分を愛する方法』
『希望を生みだす方法』（玄文社）など。
TwitterX @hitomi_sho
