メンズエステのオイルマッサージとは？実は奥が深いオイルリンパマッサージを徹底解説

メンズエステやオイルマッサージという言葉を聞いたことはあるけれど詳しく知らないという方に、ぜひこの記事を読んでいただきたいと思います。

オイルマッサージに使用するオイルはかなりたくさんの種類があります。例えば、アロマを使用したオイルがあります。それは一般に、アロマオイルと呼ばれています。

アロマオイルは、その成分や効能、香りの違いによって、かなりたくさんの種類があります。もちろん無香料のものもあります。また、敏感肌の人におすすめのオイルなど、肌質や肌のタイプごとに複数の種類が存在します。

ここではメンズエステに必須のアイテムであるオイルについて徹底解説します。

メンズエステのオイルマッサージとは

メンズエステは、男性客にマッサージサービスを施してくれるお店です。比較的有名なのはリンパマッサージですが、それ以外にも、オイルマッサージ、ドライマッサージ、パウダーマッサージなど、さまざまなマッサージ方法があります。ここでは、オイルマッサージとリンパマッサージについて解説します。

オイルマッサージとは

オイルマッサージとは、オイルを体全体に塗布しながら、オイルが皮膚に浸透するようにマッサージすることを指します。現在、メンズエステ店で主流なのは、アロマオイルを使用したオイルマッサージです。オイルが肌に浸透する効果を考慮して、施術後、シャワーでオイルを洗い流さないことが基本となります。もちろん、無香料タイプのアロマオイルもあります。ただ、どうしてもシャワーをしたい方は、シャワーを浴びても大丈夫です。

オイルリンパマッサージとは

オイルリンパマッサージとは、リンパの流れを促進させ、体内の老廃物や毒素を排出することを主な目的としたマッサージのことです。リンパの流れが滞りやすい箇所や、むくみやすい箇所のリンパ節、リンパ管を刺激することで、リンパ液の循環を改善させます。

その際、オイルを使用すると施術しやすくなります。また同時に、リラクゼーション効果もあるので、リンパマッサージにおいては、さまざまなオイルが使用されています。

ちなみに、メンズエステと聞けば、紙パンツを穿いて鼠径部のキワキワを刺激してくれるということを想像する方がいらっしゃると思いますが、それはなにもエロ目的ではありません。足の付け根、すなわち鼠径部は、リンパが滞りやすいので、たっぷりとオイルを使用して、指の動き滑らかにマッサージするのです。

ドライマッサージとは

ドライマッサージとは、オイルやローション、パウダーなどを使わず、体にタオルをかけてマッサージするマッサージのことです。例えば、町の整骨院でやっているマッサージのようなものです。

文字どおり、乾燥した状態でマッサージをするので力が入りやすく、もみほぐしに適しています。メンズエステ業界では、オイルマッサージの前に行われることが多いマッサージです。

パウダーマッサージとは

パウダーマッサージとは、粒子が細かいサラサラの粉を体に塗布し、指先で触れるか触れないかのフェザータッチを行うマッサージのことです。使用されるパウダーは、一般的なベビーパウダーを想像すればよいでしょう。

地肌とセラピストさんの指の間で、微粒子のパウダーがサワサワとゆるやかに動くことによって、いまだかつて感じたことのない快感を得ることができます。特に、鎖骨のあたりや、鼠蹊部など、リンパ節がある場所をパウダーでマッサージされると、かなり濃厚な興奮と、リラクゼーション効果と満足感を得ることができます。

オイルリンパマッサージのメリット

オイルリンパマッサージのメリットは主に3つあります

・1つは、オイルを使用することで、肌を乾燥から守ることができることです。冬場はもちろんのこと、夏場も、エアコンの風によって肌は乾燥しますが、その乾燥から肌を守ることによって、若々しくツヤのある肌を維持することができます。

・2つ目は、アロマの効果とリンパマッサージの効果で、新陳代謝が良くなり、デトックス効果が期待できることです。

・3つ目は、施術後、体が軽くなった感覚があり、疲労回復効果やストレス解消効果、安眠効果が期待できる点です。

ちなみに、人によっては、アロマリンパマッサージのおかげで血行が良くなった、勃起力が向上した、股間に自信がついた、などの感想を持つこともあります。

マッサージオイルの種類

メンズエステで使用されるマッサージオイルは、一般的には、天然由来のキャリアオイルに、エッセンシャルオイルを希釈して作られます。つまり、肌に優しいオイルを使用しています。

また、マッサージ後、オイルの香りが気になる方のために、無香料のマッサージオイルや、シャワーで簡単に洗い流すことのできるノンオイルもあります。最近では、このノンオイルが主流になってきています。

この項では、マッサージオイルの種類について解説します。

キャリアオイルの種類

・ホホバオイル

ホホバオイルは、ホホバの種から抽出されるオイルです。ホホバはメキシコでよく見られるそうです。やわらかく優しい香りが特徴で、高い保湿力やエイジングケア効果を持つとされています。肌に浸透しやすいため、キャリアオイルの中では特にメジャーな存在となっています。

・グレープシードオイル

ぶどうの種をしぼって抽出したオイルのことをグレープシードオイルといいます。良質な脂肪分やビタミン、抗酸化物質などが含まれています。一般的には、ワインの生産地であるフランスやチリ、イタリアなどで主につくられているとされています。こちらも、保湿効果や、アンチエイジング効果が期待できるとされています。

・ミネラルオイル

皮膚への浸透性がほとんどないため、クレンジングオイルや乳液などによく使われているオイルです。ミネラルオイルは別名、流動パラフィンといいます。石油原油から得られる物質のことです。石油といっても、精製度の高い鉱物油なので、たとえば各種美容商材や皮膚科で処方されるワセリンにも使用されています。

・ノンオイル

メンズエステにおいて現在主流なのが、ノンオイルです。シャワーで簡単に流せるという特徴があります。また、肌がデリケートなセラピストさんにとっては、肌荒れの少ないオイルとして重宝されています。男性客にとっても、オイル特有のベタつきがないので、施術後、肌がサラサラして気持ち良いというのも、ノンオイルの特徴と言えるでしょう。

エッセンシャルオイルの種類

キャリアオイルに数滴垂らして使用するオイルのことを、エッセンシャルオイルといいます。アロマオイルの「アロマ」の部分が、このエッセンシャルオイルに相当します。

エッセンシャルオイルは、植物の葉や果実、種子などから抽出されますが、原液で使用すると刺激が強く、肌に塗ることはできません。そこでキャリアオイルに数滴混ぜて使うという方法をとります。

以下に、メンズエステで一般的に使用されているエッセンシャルオイルについて解説します。

リラックスしたい気分の時

・カモマイル・ローマン

リンゴのような甘くフルーティーな香りが特徴です。心身のリラックス効果が最大の効果とされており、安眠効果やリラックス効果を得たいときに効果的なアロマです。

・ラベンダー・フランス

南フランスのプロヴァンスはラベンダーの名産地なのだそう。そのフランス産ラベンダーを贅沢に使ったのがラベンダー・フランスです。こちらもリラックス効果があるとされており、ストレスを感じているときや眠りが浅いときに使用すると高い効果が期待できるとされています。

・マンダリン

小ぶりのオレンジのような果実であるマンダリンから採れるオイルをマンダリンと呼びます。デリケートな甘いフルーツのような香りが特徴です。疲労回復効果や安眠効果、消化促進効果が期待できるとのことです。

リフレッシュしたい気分の時

・スイートオレンジ

油汚れに効くオレンジの洗剤にも使われているスイートオレンジ。とはいうものの、低刺激で、ストレス解消や不安感解消にいいとされています。心地よい爽やかな香りが特徴です。

・ペパーミント

すっとした香りが特徴で、リフレッシュ効果や、疲労回復効果が期待できるとされています。人体にやさしい防虫剤にも使用されているペパーミントは、メントールが含まれており、体感温度を下げる効果や鼻詰まり解消効果もあります。

・ひのき

檜風呂のひのきです。リフレッシュ効果とリラックス効果が期待できるとされています。ストレスを和らげてくれ、疲れた心に元気を与えてくれます。

集中したいしたい気分の時

・レモン

ありふれた果実であるレモンも、アロマとして使われています。フレッシュな香りが心身を活性化してくれます。仕事や勉強のやる気を高めたいときにも役立つとされています。

・グレープフルーツ

グレープフルーツには、交感神経を活発にし、食欲を抑えたり、脂肪燃焼を促進したりする効果のある成分が含まれているとされています。血行を良くしたり、老廃物を体外に排出したりする効果も期待されます。

・ローズマリー

やる気がない時や自信を失いかけている時に、気分をリフレッシュさせるのに有効とされています。また、記憶力や集中力を高めたいときにも、その効果を発揮してくれるとされています。

気分を明るくしたい気分の時

・スイートオレンジ

ストレスや不安感を解消させる効能があるとされています。心地よい爽やかな香りが特徴で、一般的には、アロマが苦手な人にもおすすめとされています。

・ベルガモット

高ぶっている精神を鎮める効能があるとされています。そのため、過度のストレスがあるときや、緊張している時、なんらか強い不安感を抱いているときに使ってみるといいでしょう。

・ジャスミン・アブソリュート

気分がふさぎこんでいる時に、精神のバランスを整えてくれる作用があるとされています。つまり、鎮静と興奮の両方の作用を併せもっているアロマです。気分をフラットにさせたいときにおすすめのアロマです。

緊張・不安な気分の時

・カモマイル・ローマン

精神の緊張やイライラを取り除いてくれる効果とともに、頭痛や筋肉痛などの痛みを和らげる作用があるとされています。心身のリラックス効果を求める人におすすめです。

・ラベンダー・ハイアルト

リラックスに有効な成分を多く含んでいます。香りはとてもすっきりしており、多くの人に好まれています。深いリラックス効果を求めたいときにおすすめです。

・フランキンセンス（乳香）

フランキンセンス（乳香）は若返りのオイルともいわれています。皮膚を再生する作用があり、肌荒れや乾燥肌、アンチエイジングに優れた効果を発揮するからです。また、精神を整える作用もあるとされており、気持ちをすっきりさせたい方におすすめです。

イライラ気分の時

・ペパーミント

ペパーミントは、いわゆるハッカです。なので、スッとした感じがします。それはメントールという成分が含まれているからで、メントールには、鎮痛効果や、気分をすっきりさせる効果があるとされています。

・サイプレス

いわゆる森の香りがするサイプレスは、呼吸器系の不調を改善するのに良いとされています。また。更年期に由来する不調にも有効であるとされています。

・ジュニパーべリー

甘さと苦味の両方の味を含むジュニパーベリーは、心身の浄化作用があるとされています。むくみを解消させる効果や、心と身体のデトックス効果、疲労回復効果、リフレッシュ効果などがあるとされています。

ロマンチックな気分にしたい時

・イランイラン など

緊張をほぐしたり、不安感や怒りの感情を落ち着かせる、すなわちリラックス効果をもたらしてくれるイランイラン。イランイランを使ってマッサージされているうちに、気分が高揚し、幸福感に包まれるでしょう。アロマの中でもかなりメジャーです。

メンズエステでのオイルの役割

アロマが持つリラックス効果や、疲労回復効果などを期待して、メンズエステにおいては、アロマオイルを使用しています。同時に、アロマオイルが肌に浸透することによって得られる保湿効果や、アンチエイジング効果を期待するという目的でアロマを使用しています。したがって、本来は、施術後、シャワーでオイルを洗い流さないことが基本です。

また、メンズエステにおいては、オイルを使うことによって、ヌルヌル感を追求するという目的があります。ヌルヌルさせることで気持ち良さを追求しているのです。

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オイルマッサージの料金相場

現在、メンズエステの主流になりつつある、大量のオイルを使用する「ドバドバ系」マッサージ。そんなにたくさんのオイルを使うと高いんじゃないの？という疑問をお持ちの方に、ここではオイルマッサージの料金相場についてご説明します。

オイルマッサージの料金相場

昨今の原油価格の変動により、メンズエステで使用するオイルの価格は上昇しています。しかし、基本的には、オイルマッサージに使用するオイルの料金は無料です。すなわち基本料金に含まれています。大量のオイルを使用するドバドバ系マッサージも、基本的にはオイルは無料です。

ただし、一部の店舗においては、ドバドバオイルはオプション料金として設定しているメンズエステ店もあります。例えば、オイルを2リットル使う場合は1万5千円。オイル5リットル使う場合は2万円などといった感じです。

オイルマッサージのサービス内容

メンズエステにおけるオイルの役割は2つあります。1つはリンパを流すことです。もう1つは、鼠蹊部など、きわどい部分へのアプローチです。

ここではオイルマッサージのサービス内容について、具体的にご説明します。

オイルリンパマッサージの真骨頂

メンズエステの醍醐味はなんといっても、全身のリンパ液をしっかり流すことにあります。全身の老廃物をデトックスしつつ、全身をもみほぐし、疲労回復やリラックスなどの効果を狙うのです。

リンパ節は全身にあります。代表的なリンパ節は、首元の頸部リンパ節、脇の下の腋窩リンパ節、足の付け根の鼠径リンパ節などです。

リンパマッサージのやり方は、店舗やセラピストさんごとに違います。リンパマッサージは、東洋医学に基づいたマッサージがリンパマッサージですから、絶対にこのやり方が正解、というのがあまりないのです。

オイルマッサージとパウダーマッサージを使い分ける

オイルマッサージとパウダーマッサージの両方のサービスを行っている店舗では、オイルマッサージとパウダーマッサージを使い分けることが可能であったりします。

例えば、乳首付近と鼠蹊部付近だけパウダーマッサージにして、そのほかの体の部位はオイルマッサージにする、といった使い分けが可能です。

ちなみに、オイルとパウダーが混ざると、肌に刺激を与える場合がありますが、その感触が心地よいという人もいます。

※筆者はオイルとパウダーが混ざるとヒリヒリするため、NGにしてます。

是非一度、試してみてはいかがでしょうか？

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