メンズエステのホームページには必ず料金表があり、そこに「衣装チェンジ」という項目がある場合があります。文字どおり、セラピストさんが衣装を変えるわけですが、果たしてどんなコスチュームがあるのか?料金はいくらかかるのか?セラピストさんはどのタイミングで衣装チェンジをするのか?など、気になる点についてまとめてみました。熟読のうえ、ぜひ参考にしてみてください。
衣装チェンジとは
メンズエステ店には、基本的な施術料金のほかに、衣装チェンジ(コスチュームチェンジ)がオプションであります。その衣装チェンジは、いつ頃からできたのか?また、どんな衣装があるのか?について、この項では解説したいと思います。
衣装チェンジの原点
メンズエステにおける衣装チェンジのルーツは、1990年代初頭の風俗業界のイメクラだと言われています。説明不要かもしれませんが、イメクラは「こんな素敵な女性がこんなことをしてくれるなんて!」という、男性客の興奮を煽ることが目的のお店です。
例えば、好みの風俗嬢にナースのコスチュームを着てもらうとか、OLっぽく見える衣装を着てもらうとか、といったことです。CA(キャビンアテンダント)、家庭教師、ゴスロリ、チャイナドレス、JK風、バドガール、バニーガールなど、さまざまな衣装がイメクラ業界において流行りました。
一方、メンズエステ業界においては、チャイエスがいち早く衣装チェンジを導入しました。
初期の日本人メンズエステにおいては、水着での施術が流行しましたが、過激すぎたため、衰退しました。
今では、水着キャバクラなど、水着で接客するお店はごくふつうに存在しますが、ビーチではなく店舗において水着で男性客を接客するというのが、当時は過激すぎると思われていたんですね。
やがて年月を経て、メンズエステ店の増加に伴い、衣装チェンジが復活します。
いまでは水着どころか、面積の狭いTシャツとTバッグ姿やマイクロビキニ姿で男性客にマッサージをするセラピストもいます。TikTokなどの動画配信においても水着姿をごくふつうに見ることができます。時代は「いいほうに」変わったということでしょうか。
どんな衣装があるの?
メンズエステにおける衣装の種類は時代と共に変化しています。以下にどのような衣装があるのかご紹介しましょう。
・ケーシー白衣(ケーシージャケット)
診療所や整体院などでスタッフが着用している衣装のことをケーシー白衣といいます。右側ボタン留めや、前ボタン、前チャック仕様など、さまざまな種類があります。ケーシーとは、「ベン・ケーシー」というアメリカのドラマに登場する脳外科医の名前です。彼が着用していたことが、ケーシー白衣の名前の由来です。現在のメンズエステにおいては、この衣装はほぼ見られません。老舗のチャイエスにわずかに残っている程度です。
・施術服
タイトなTシャツ、タンクトップ、キャミソールにミニのタイトスカート、フレアスカートといった衣装が、現在のメンズエステにおけるもっとも一般的なコスチュームです。フレアスカートのアレンジパターンとして、カクシュール(通称こんにゃくニット)や、ワンピースタイプなどがあります。いずれも伸縮性に優れた素材でできており、セラピストさんが動きやすいのが特徴です。清潔感とちょっとした高級感、それに多少の露出があるため、長年このスタイルがセラピストさんと男性客の双方から支持されています。たいていのメンズエステ店は、この衣装がスタンダートな衣装となっており、衣装チェンジにかかる別料金(オプション料金)はかかりません。
・パレオ
洗体店や南国リゾートをコンセプトにしたメンズエステ店で主に使用されている衣装です。カラフルな布を体全体に巻いたり、上がTシャツでパレオは腰に巻いたり……で、その布1枚を外したら……という妄想が広がる、男性客にとってはドキドキ感のある衣装です。こちらも別料金がかからない場合が多いです。
・パジャマ
パジャマ姿のセラピストさんが施術してくれます。とくにマンション型におけるワンルーム型の店舗は、女子の部屋に男性が遊びに来たというコンセプトでやっていることがあり、彼女が部屋でパジャマ姿になっている姿に興奮する、といった男性におすすめです。こちらも別料金がかからない場合が多いです。
・和服
和をコンセプトにしているメンズエステ店でよく見られます。清楚な浴衣から、今っぽいカラフルなものまで、さまざまな種類の和服が用意されています。ちなみに、帯でクルクル、「よいではないか」「ア〜レ〜」はできません(風俗店ではないので)。こちらも別料金がかからない場合が多いです。
・ベビードール
うっすら透けて見えるフリル付きのランジェリーのことをベビードールといいます。2000年ごろから「おしゃれ女子」の部屋着(?)として一般的になりはじめ、やがて2013年ごろには、メンズエステ業界に出現していました。
・水着
露出度の高さで人気の水着。日本人メンズエステでは2009年に流行しましたが一斉消滅。新宿駅南口のハワイ系が流行源でありながら一気に消えたとも言われています。
セラピストさんが水着姿だと肌と肌が密着した時に気持ちいいだろう、とか、もっと過激なマッサージをしてくれるのではないか、などと期待する男性客がいる一方で、密着時に水着がゴワゴワして不快だという男性客もいます。
ちなみに、水着よりかなり面積の小さいマイクロビキニ水着がオプションとして、2016年ごろ登場しました。登場した当時は、プライスはASK(時価)と表記されていました。
・その他の衣装
その他、メンズエステ店においては、男性客が興奮し、ドキドキする各種衣装を取り揃えているお店があります。例えば、バニーガールやバドガール、ナース、ゴスロリなどの衣装が一部の店舗にあります。また、いわゆるJK風のコスチュームは主にリフレ店にあります。胸やおしりの形がよくわかる「童貞殺しのニット」など、過激な衣装を用意しているお店も出現しました。
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衣装チェンジのタイミング
衣装チェンジを別料金でお願いした時、セラピストさんはどのタイミングで着替えてくれるのでしょうか?店舗によって着替えるタイミングはさまざまですが、一般的な衣装チェンジのタイミングについて解説しましょう。
店舗型の場合
店舗型の場合は、入店時に受付で男性客が料金を支払います。その時に、どの衣装をセラピストさんに着てもらうのかを決めます。一般的には受付で待機し、セラピストさんが男性客が指定した衣装に着替え終わったタイミングで部屋に案内されます。したがって、店舗型の場合は、最初からお着替え済みのセラピストさんと対面することができます。
出張型の場合
出張型のメンズエステ店において衣装チェンジがある場合は、電話受付の時点で、どの衣装をセラピストさんに着てもらいたいのかを決めます。したがって、出張型の場合も、店舗型同様、最初からお着替え済みのセラピストさんと対面することができるのが一般的です。
マンションの場合
マンション型のメンズエステにおいては、お出迎え時はホームページに掲載されている衣装をセラピストさんが着ています。受付を済ませ、お支払いが終わったのちに、セラピストさんが着替えのためにいったん部屋の外に出て、着替えが終わったら戻ってくる場合と、男性客がシャワーを浴びている時に着替える場合があります。一般的には、男性客がシャワーを浴びている時に着替えます。
あるいは、男性客がうつ伏せ状態で施術されている最中に、セラピストさんが着替えるというケースもあります。この場合、男性客はうつぶせの状態でセラピストさんが着替え終わるのを待ち、着替え終わったセラピストさんを目の前や側面に置かれている姿見で確認することになります。ある意味では、ある種のイメージを喚起させる過激な演出といえるでしょう。
衣装チェンジの料金相場
一時は衰退したメンズエステにおける衣装チェンジですが、近年では華々しく復活し、しかも別料金という料金体系が一般的になりました。この衣装チェンジにかかる別料金(オプション料金)は、セラピストさんのお給料に全額反映される場合が多いので、セラピストさんも衣装チェンジする気満々です。場合によっては、みずから衣装を持ち込むセラピストさんもいます。
さて、この項では、衣装チェンジの相場料金について解説しましょう。
相場は衣装の種類で異なる
衣装チェンジにかかる有料オプションの相場は1,000円〜5,000円です。
ちなみに、お店によっては衣装代金が基本的なコース料金に含まれている場合があります。また、「衣装チェンジ割引のイベント」がある場合もあります。ぜひお店に問い合わせてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、ベビードールの料金相場は1,000円〜2,000円。水着系は4,000円〜5,000円です。5,000円以上の場合は、過激すぎる衣装、もしくは全裸の違法店なので注意が必要です。
衣装チェンジの料金はセラピストさんへ
施術料金の他にかかる別料金である衣装チェンジ代金(オプション代金)は、全額セラピストさんのお給料に反映される場合が多いです。また、セラピストさん自身が衣装を用意する場合もあります(セラピストさんがお店に確認し、店側からOKが出た衣装に限る)。オプションを付けることでセラピストさんはとても喜びますが、あくまでも自身の財布と相談しながら決めましょう。
衣装チェンジの懸念点
メンズエステの衣装は年々過激になっています。これは男性客にとっては喜ばしいことかもしれません。しかし風俗店ではない健全メンズエステにおいては、手放しで喜べない事態でもあります。
いったいどういうことなのかについて、以下に解説します。
そもそもメンズエステの衣装とは
メンズエステは癒しを提供するリラクゼーションのお店なので、本来、衣装は変えなくてもいいのです。なんといっても、好みのおねえさんにリンパを流してもらい、体を軽くするための場所なのですから……。
しかし、店舗数が激増した結果、店舗間の競争も激化しました。また、セラピストさんどうしの競争も激化しました。その結果、衣装チェンジなどのオプションの種類が増えました。
そもそもメンズエステにおける衣装とは、セラピストさんが動きやすく、男性客にとって多少の目の保養になる程度のものでOKなのですが、経営者もセラピストさんも、ともにより多くを稼ぎたいと思っていますし、男性客はギリギリまで見たいと思っていますし……といった相乗効果(?)で、過激になり続けているのが実情です。
「メンズエステとは」でお伝えした禁止行為
メンズエステにおけるセラピストさんの露出度が高くなると、先に書いたように、警察が目をつけて摘発をする可能性が高くなります。それ以外にも、露出が多い衣装を見て、欲望を抑えることのできない男性客が出てきます。
以前、「メンズエステとは」の項でお伝えした禁止行為の2つ目、すなわちセラピストさんの胸や下半身を触る行為、また洋服を脱ぐ行為。こういった行為をする男性客がいますが、健全メンズエステ店は風俗店ではないので、これらの行為が禁止なのは当たり前なのは、誰もが理解できるでしょう。
ふたりきりの空間で、露出度の高い衣装と紙ショーツ1枚というかっこうで肌と肌が密着しているからといって、セラピストさんの体を触ったり、衣装を脱がしたりしてはいけません。
そのような行為を続けていると、男性客が店やセラピストさんに訴えられるか、うわさがうわさを呼んで、あっという間に店がなくなることになります。
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恋愛コラムニスト・作家・心理哲学者
30年かけてメンエスセラピスト、
キャバ嬢など3万人の女子を取材した。
Yahoo!、マイナビ、小学館「Menjoy!」
などでヒット記事を連発させた。
著書に性欲と自己肯定感の関係にまで言及した
哲学入門書
『自分を愛する方法』
『希望を生みだす方法』(玄文社)など。
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