足立区に住む私にとって、自由が丘は半ば未開の地です。撮影や取材で訪れさせてもらった時以外には、まず用事がないというのが正直なところです。それだけに、新鮮でもあるのです。楽しみと言っては嘘になります…。
そういった過去は確かにありますが、最近は「トレンディ度(←死語w)」の上昇に比例してハイソな感じも伴っているのも事実です。
そんな街・東急東横線・東急自由が丘「自由が丘」駅での撮影が本日のスケジュールでした。そんな地での撮影なので、私の期待度も上りがちでした。
私は首都高から中央道に繋がる道(下道だけど)を自然渋滞の中を走っていました。ノロノロ運転と言わないまでも、渋滞は続いています。
そうして足立から自由が丘までを都内を縦断して愛車のレガシーワゴン改を自由が丘の駅前に滑り込んだのでした。慣れない道なので営業担当のXサンは既に到着していました、彼は東急東横線に乗り(大井町線も使用可)「確実に電車で来ましたよ」との事です。道路周辺事情に疎いうえに、駅北口と南口の中間あたりに新店をオープンさせたので、私が混同してしまったようです(双方とも徒歩約3分)。
こうして(私ひとり)がバタバタしてしまったために、メンズエステ(マンション型)・「Kurega~クレガ~」
にギリギリで着いたのでした。
そんな状況を「理由を含めて」路上から店長に説明していると、
「遅刻したわけじゃないからイイですよ(笑)」
と店長は笑って、お咎めナシです。結局撮影は、自由が丘駅から徒歩約3分の施術ルームで行われました。
ここではセラピストのS嬢がエアコンを効かせながら“今や遅し”と、私とXさんを待ち構えていました。
「汗でファンデが落ちる前に、撮っちゃいましょうよ」
上が黒いニット系、下が白いミニでムッチリとしたボディラインが「成熟度」を上げています。かといって若々しさも残していて“色香”が残っています。要は「イイ女」という事(笑)。
「大丈夫ですよ。エアコンの効きはじめの方が早いですから(笑)」
こうして急いで段取り説明をXさんから説明を受けている間に、私は持参してきた2灯ストロボを三脚に取り付けて準備を整えます。
ちょうどXさんから「準備OK」のサインが出たので、私は「よ~し、名鑑から撮りますよ~」と言って、バシャバシャとシャッターを押して、スチール写真撮影を撮り終えました。
続いての動画撮影も、お客役の男優さん(スタッフ)をスピーディに捉えたS嬢は、2~3倍かと思われるアロマオイルを潤沢にお客役の体に塗り込んで、滑らかにマッサージを続けました。
お客モデルは「ウグゥ」と、驚きと心地よさの呻きを自然に響かせていました。
緩急をつけたマッサージに「骨抜き」にされているようでしたよ。
こうしてドバドバとオイルを倍量以上使って、ハイクラスの施術は「ジ・エンド」です。
私はXさんと別れて、渋谷~青山通りを経由してストロークを換えてあるレガシーのエンジンをブスブス言わせながら家路を急いだのでした。