今日の私は30年オーバーの中古車のメルセデス・ベンツ450SLCを駆って、メンズエステでは初となる溝の口(神奈川県川崎市)へ遠征でした。
私の足立区の北東端に位置する、事務所兼スタジオ兼居住スペースから見ると往路・復路のどちらからが“遠征”なのかは、よく分かりませんが…(多分。ドライバー本人の「気の持ちよう」次第w)。
ただ、珍しく「東京を突っ切って神奈川まで撮影に行って来た」とだけは記しておきましょう。
とはいえ、今日、撮影したメンズエステ「Relaxia-リラクシア-」(マンション型)のある溝の口は満更、知らない地ではないのです。
その昔、初のマイカー(兼トランスポーター)として購入したサニーGX410改に乗って徹夜で張り込みをしたり、お店取材をしたりしていました。
そのように、ギャラも仕事内容も細々とした晩を過ごしたりした「縁」はあるのですよ。それが数十年後にメンエスの撮影に訪れるとは…。これまた、不思議な縁ですよね。
と、いつものように回想癖に浸っていると、車高が低い割りに広い助手席の窓を「トントン」と叩く音がしました。どうやら知らぬ間に待ち合わせ時間になったようで、営業担当のCさんが挨拶代わりに窓を叩いたのでした。場所は溝の口の駅前です。
「お疲れ様です。ベンツだからって、路駐はダメですよ(笑)」
「すいません。ボーっとしちゃって…」
「そんな事を言って、どうせ昔を想い出してたんでしょ?(笑笑)」
どうやらCさんには、お見通しだったようです。
北口に駐めたクルマから降りて、こんな他愛もない話で盛り上がりつつ、私たちは「Relaxia-リラクシア-」へ歩き出しました。
するとCさんは立ち止まって、スマホをかけだします。どうやら店長に到着と撮影手順の確認をしているようです。
ここ、JR南武線「武蔵溝の口」・東急田園都市線「溝の口」駅からは北口・東口から徒歩約3分と近いです。そのあとは完全個室の施術へ。
Cさんがインターフォンでセラピストを呼び出すと、
「は~い、撮影ですね」
という声とともに本日のモデルを務めてくれたH嬢が、跳ねるように体のバネを効かせて玄関まで出てきてくれました。
彼女・H嬢は内モモの筋肉が発達していて、下半身が張っています。かといってパンパンに引き締まっているわけではなく、(適度に肉付きが良く)施術の時の「脚のブヨブヨ感」がちょうど良いくらいに見えました。
「モモが弛んでに見えませんか?」
とH嬢は写真映えを心配しているようですが、
「ちょうどイイ感じの締まり具合ですよ。特に内モモの辺りが」。
私が言うと、安心していました。
どの道、2灯ストロボで照らしても大腿部を1周するほど光が回らないので、陰が嫌らしく映って色っぽいはずです。
Cさんが持参したPCでモニタリングすると、H嬢は納得していましたよ。
これで、横座りのポーズでスチール写真は完了です。
「男優サンを呼んでくださいね」
と声を掛けておいたので、その間に水分補給してもらいます。
私と担当Cさんは、各々で用意してきた飲料を飲みつつ、照明を動画用に換えていきます。
その準備の頃合いを見て、
「それでは動画撮影をはじめマス! 用意、回しました!」
こうして動画撮はスタート!
「オールハンドでのリンパ・マッサージが評判なのよ」
と言うだけあって、リンパへのアプローチは秀逸そのもの。お客モデルの血行が良くなっていく様が、手に取るように分かりました。
H嬢が冷静かつ自慢気に、自分の技を分析していたのが印象的でしたね。
“オールハンド”は、微妙な力の調節・自由度が高いのでしょう(注:私、カメラFが勝手に判断してみました)。
こうして撮影は終了です。
私はCさんと別れて、タイヤの空気圧に注意しながら復路を疾らせて帰りました。